ランクル60故障・トラブル実体験 エンジンオイル漏れでクランクメタル摩耗 異音発生レッカー移動
こんにちはkk318です!
先日の朝、いつも通りランクル60で出勤中にトラブル発生!エンジンルームからパタパタとかすかに異音が鳴り始めました「あれ?何だこの音は」とオーディオの音量を下げて耳を澄ますと少しずつ異音が大きくなってきました。
音はエンジンルームから聞こえているように感じたので「これはちょっとヤバいかも?」と思い脇道に入り邪魔にならない所に車を止めましたが、この時すでに異音はだいぶ大きくなっていました・・・異変に気付いてから車を止めるまでおよそ1分位だった思います。
このまま自走していたら多分エンジンが焼き付いてしまうなと思い、任意保険のロードサービスでレッカーを手配しました。旧車に乗っている方はロードサービスの電話番号をスマホに登録しておくことをおススメします!
ランクル60 数年ぶりのレッカー移動
早速車にかけている任意保険のロードサービスに電話してレッカー搬送してもらう手配をしました。
今までの経験からレッカーが到着するまで40分位はかかるので、自走不可と思ったらまずはレッカーを手配してからその他の必要なところに電話します。会社に「車壊れたので遅刻します」とかね。
ランクルの様に一般的に大きい車に乗っている場合は、レッカー車に乗るかどうか車のサイズも電話で聞かれますよ!
アメ車や逆輸入車の様に規格外にデカい車はレッカーに積載不可の場合もありそうですね。
今回自走出来ずにレッカー移動してもらうのは10年ぶりくらいです。
30年前の車で10年間レッカーするほどのトラブルが無かったのはある意味優秀だったのかもしれませんね⁉
ランクル60故障 異音の原因
レッカーで移動してきて車をチェックしてみるとエンジンオイルが全く入っていませんでした・・・
とりあえずエンジンオイルを補充してエンジンをかけてみると異音は消えましたがエンジン本体の右側面後ろ側からオイルが噴出しています。
チョット動かしただけでもカナリの量のエンジンオイルが漏れだすので、これでは7リッターほど入っているエンジンオイルもあっと言う間に空っぽになってしまう勢いです。
このオイル漏れの原因はエンジンを作るときに使う砂抜きのメクラ(本来外れる部品ではない)が経年劣化で抜けてしまった事によるものでした。
駐車場にオイル漏れの跡があれば気づけると思うのですが、走行中に砂抜きのメクラが外れてオイルを垂れ流して走っているとオイル切れで異音が鳴るまで気付かないですね・・・異音が鳴り始めてしまうと、時すでに遅しです(涙)
異音はエンジンオイルが無くなりクランクメタルが焼き付いて摩耗してしまう事によるものでした。こうなってしまうとメタル交換か、場合によってはクランク自体も交換しないと直りません・・・
ちなみにランクル60のクランクメタルもクランク本体も廃盤で部品は出ませんでした。こうなると中古のエンジンを探すしか方法は無いですね・・・
旧車はメーター類のチェックを忘れずに
今回私は異音が鳴るまで故障に気付けませんでしたが、改めてメーター類チェックの重要性を感じたトラブルでした。普段からこまめにメーターをチェックして何時もと違う表示の時には停車して点検するのが大事に至らない為に必要なことだと思います。
矢印の部分がエンジンオイルの油圧計です。
車の加速に合わせて針が動いていれば油圧が掛かっているので正常ですが「L」から動かない場合はエンジンオイルがエンジン内部を回っていないので停車してオイルをチェックしましょう!
その他のメータもそれぞれチェックして異常があるときは確認が必要です。
- 左上は水温計 針が「H」まで上がってしまうとオーバーヒートです
- 右上は燃料計 ランクル60はエンプティーランプが無いので注意
- 右下は電圧計 エンジンがかかっているのに針が半分以下だと発電機が不良の可能性あり
ランクル60 砂抜きのメクラを取付
今回の修理としては整備工場で新品部品のメクラをはめ直してもらいエンジンオイルを入れてひとまず完了。
エンジンをかけるとオイルが回るまでカラカラ音が鳴り、オイルがエンジン内部を循環し始めると音は消えましたがエンジン回転数を3000以上回すと再びガラガラ音が鳴りだします。
異音の後遺症は残りましたが取りあえず走行は出来るのでしばらく様子を見てみることにします。
今日はエンジンオイルが一気に漏れてしまう、エンジンを作るときの砂抜きメクラが外れて引きおこる故障の件でした。
ランクル60乗りの方、お気を付けくださいね!