ドバイのステアリングチェンジ工場に潜入、右ハンドルから左ハンドルへ改造 ランクルからハイエース、軽自動車まで!

こんにちはkk318です!

なんだか大胆なタイトルを書きましたが、まったくアウトローな感じではありません!要は工場見学ですね♪

右ハンドルから左ハンドルに改造と聞くと、日本で盗まれた盗難車が海外へ輸出され「右ハンドルから左ハンドルへ改造されて売られる」というイメージが湧くかもしれませんが(実際それもあると思いますが)、ドバイでは日本から輸入された中古車のハンドルを右から左に改造して、左ハンドルしか登録できない国へ輸出しているわけです!

実際ドバイでも左ハンドルしか登録できないので、旧車マニアは日本からハコスカやケンメリ、ランクル40などを輸入して左ハンドルに改造してドバイで登録しナンバーを取っています。街中を走っている旧車はほとんど見ないので登録して大事にガレージにしまっているのかな?

たしかアメリカも左ハンドルしか登録できないですよね?!
短期間であれば右ハンドルをアメリカで走らせる事も出来るみたいです。

それでは早速、工場見学の様子をご覧ください!

オートモービルフリーゾーン周辺にある整備工場

こんな感じで多くの整備工場が軒を連ねているエリアがあります。

 

工場の看板を見てみると「STEERING CHANGE」と書いてあるのが見えます。そうですステアリングチェンジ(ハンドルを右から左にチェンジする)をメインにしている工場がいくつもあるんです!

ステアリングチェンジの工賃は日本円で10万円位が相場だそうです(部品代別)思っていたより安い!

 

ハンドルコンバージョン工場内へ

早速中を覗いて見ると、何台もの日本車が作業途中な感じでした。

 

10台くらい同時進行で作業しているようです。ハイエースもありますし、軽自動車まであります。海外で日本の軽自動車が走っているイメージってあまり無いですよね!

 

トヨタのヴィッツもステアリングチェンジ!

トヨタのヴィッツです。内装フロント周りが全部取り外されています。

よく見てみるとダッシュパネルの左右に改造の跡が見られます。

 

エンジンルームから見てみると運転席側に有ったであろうステアリングシャフトの穴が埋められて、助手席側にステアリングシャフトを通す穴が新たに開けられています。

 

ダッシュボードは5分割にして左右をひっくり返して繋いで両サイドをはめています。

 

切ったダッシュボードを繋ぐのにリベットを使っていますね。

現状は痛々しい感じですが仕上げると改造したのが全く分からないほどキレイです。

 

軽トラのスズキ・キャリーもステアリングチェンジ!

海外ではまず見かけない軽トラック!軽自動車は日本だけの文化かと思ってましたが海外でも使われるんですね!

バンパーの前で人が横たわっていますが、作業している方がお昼寝中です。

 

すでに改造はほとんど終わっています。ハンドル付けて細かい部分を仕上げて終わりかな?!

ダッシュボードいかがですか?切った貼ったで作ったとは思えない出来栄えです!

 

ハイエースも右ハンドルから左ハンドルへ改造!

こちらは200系ハイエースの改造中風景です!

 

ステアリングシャフトの穴は右から左に変更済みですね。

ハイエースの場合はシャフトの穴を周辺から大きく切り抜いて右左を入れ替えています!

 

室内から見るとこんな感じ!当然ですが作業しやすくするためにフロント周りは全部取り外されています。

 

鉄板を切り抜き、溶接で接合しパテで整える作業です。

 

塗装して仕上げるとこんな感じです!結構きれいに仕上がっていますね♪

 

こちらは改造が終わっている200系4型ハイエース!

左フロントにアンダーミラーが有るのが元々右ハンドルだった証拠ですね。

ちなみにドバイでは左ハンドルのハイエースがTOYOTAディーラーで普通に売っています。

 

左ハンドルに改造されたハイエースの内装。全く違和感ない仕上がりです!

この後、アフリカなどへ輸出されて行くのだと思います。

 

ハイエースのステアリングチェンジ工賃は日本円で6万円位だそうです。部品代別ですが安いですね!

 

左ハンドルに改造されたジムニー!

こちらはジムニーの古いやつ!SJ10かな?

カラーリングも味がありカッコいいですね~!

 

私的にはホイールの色は変更したい♪

 

ほとんど左ハンドルに変更終わっていますね。なんだかジムニーはステアリングチェンジ簡単そう?!に見えてきました。

 

あとは細かいパーツを取付て完成ですね!

パーツの保管が雑な気もチョットします・・・

 

おまけ

こちらは近くに止まっていたハマーH2です!

 

ピックアップタイプ?

 

内装を見てみると、ナント右ハンドルです!

右ハンドルしか登録できない国のお金持ちがオーダーしたのかな?!

 

今回ランクルは見当たりませんでしたが、ランクルもバンバン左ハンドルに改造しているようです。工場の看板にランクルが描かれてるくらいですからね!

今日はドバイのステアリングチェンジ情報でした!

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ドバイのステアリングチェンジ工場に潜入、右ハンドルから左ハンドルへ改造 ランクルからハイエース、軽自動車まで!” に対して1件のコメントがあります。

  1. 木村浩之 より:

    こんいちは、kk318さん
    楽しく読みました。ただ私自身は仕事の関係で読ませてもらいました。日本製中古車トラックを輸出しています。
    トラックのハンドル改造できそうな業者はありましたか?
    来月ドバイに調べに行きますが、前も手わかっていればと思って・・コメント入れました

    1. kk318 より:

      木村さんこんにちは!
      閲覧ありがとうございます!輸出のお仕事されてるんですね。トラックのハンドル改造もやってると思いますよ!
      私が見学した工場のある場所は、整備工場が何十件も軒を連ねている地域でどの工場の看板にもステアリングチェンジの表示がありました。
      私も連れて行ってもらった立場なので詳しい住所は分かりませんがオートモービルフリーゾーンから車で数分の場所でした!
      ドバイへの出張、お気を付けて行ってらっしゃいませ!

  2. 渡辺智浩 より:

    はじめまして。昨日までとある東南アジアの国に行っていました。
    中古軽自動車のハンドルコンバートで輸出を始めたいと思い検索しているとこのページを見てコメントを入れさせていただきました。
    コストが安いのでとても興味があります。

    1. kk318 より:

      渡辺さん、こんにちは!閲覧ありがとうございます!
      ドバイでは左ハンドルしか登録できないのでハンドルコンバートも盛んに行われているようです。車好きなアラブ人の間では日本のスカイラインなどスポーツカーも人気で、輸入→ハンドルコンバート→ドバイで登録って流れみたいです。日本の中古車オークションもシッカリ見てましたよ♪
      ドバイでハンドルコンバートをしている工場の従業員はインドやパキスタンからの出稼ぎ労働者です。お給料も安いと聞きました・・・。
      工賃の高い日本で改造するよりは輸出先の国で改造した方が良さそうですね!

  3. 藤井善健 より:

    コンバートの事を調べている際に記事に行き着き読まさせて頂きました。ドバイまで行かれたんですね〜。凄いですね。
    色々参考にさせて頂きました!

    1. kk318 より:

      こんばんは、ブログ閲覧ありがとうございます!
      ドバイ面白かったです♪
      これからも車関係のオモシロいネタをupできるよう頑張りますのでまた見に来てくださいね!!

  4. なお より:

    費用は日本でやるのと海外でやるのはどちらが安いんでしょうね?
    例えばの話日本で左ハンドルの車を乗るとして行って帰ってきての輸送費とその他コストを考えれば日本の方でやるのと変わらないのかな?

    1. kk318 より:

      なおさんこんばんは!
      ブログ閲覧ありがとうございます。
      費用は工賃で考えれば圧倒的に海外で施工した方が安いと思います。
      ただ往復の輸送費を考えると日本でやる方が安いのではないでしょうか。
      日本でも100万円位で出来るような話を聞いたことがあります。

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